KANAZAWA KOGEI CRAFT とは

加賀百万石の歴史に培われた美術・工芸文化が今も息づく金沢市では、伝統工芸を基調とする新たな装飾品が誕生しています。
金沢市は2009年には「ユネスコ創造都市ネットワーク」にクラフト分野で登録認定され、
伝統工芸をはじめとする“ものづくり”を核に未来の産業と担い手の育成を図っています。
金沢を中心に活動する新しい伝統工芸アクセサリーを紹介します。

伝統と創造が調和する金沢

金沢市の中心部に位置し、現代アートを中心に展示する「金沢21世紀美術館」。
金沢の工芸やデザインに常に刺激を与えて活性化し、新たなものを生み出す土壌を育くむ。
写真の作品『スイミング・プール』は外から見ると、中にいる人が本物のプールの中にいるように見える。
(写真提供:金沢市)

金箔の街、金沢

金沢の金箔の歴史は、戦国時代後半、加賀藩の藩主前田利家が国元へ箔の製造を命じる書を送ったという史実までさかのぼる。
江戸幕府は全国の箔の生産・販売を統制したが、幕府が倒れた明治維新後、金沢は金箔の産地として発展を遂げた。
現在は国内生産シェア98%以上を誇り、「金沢箔」は伝統的工芸品として指定されている。
(写真は金箔ジュエリーGold-Knot 製作風景)